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梅酒が太るって本当?カロリー比較とダイエット中の楽しみ方

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甘くて飲みやすい梅酒は、男女問わず人気のお酒です。しかし、「梅酒って太るんじゃないの?」と心配になる方もいらっしゃるでしょう。特にダイエット中や健康を意識している方にとって、糖質やカロリーは気になるポイントですよね。

でも実は、飲み方や選び方によって、太るリスクを抑えながら楽しめるお酒でもあるのです。

この記事では、梅酒が太ると言われる理由や、ダイエット中でも美味しく飲めるコツをわかりやすくご紹介していきます。

梅酒は太る?その疑問に答えます

ここでは、梅酒に含まれる糖質やカロリーについて、ほかのお酒と比較しながら解説します。

梅酒が「太る」といわれる理由

そもそもお酒を飲むと、体が肝臓でアルコールを分解することを優先し、一時的に代謝が落ちます。その結果、糖質や脂質を代謝しきれずに、余ったエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなるのです。

さらに梅酒は糖質を多く含んでいるため、アルコールと糖質の両方が重なることで、脂肪がつきやすくなるリスクが高まります。

梅酒は甘くフルーティーな味わいで飲みやすいからこそ、気づかないうちにカロリーや糖質を摂りすぎているかもしれません。ストレートやロックで楽しむのも魅力的ですが、カロリーや糖質を抑えたいときは、割って飲むのがおすすめです。
 

梅酒に含まれるカロリーと糖質

梅酒100mlあたりのカロリーは155kcalと、お酒の中でも比較的高めです。糖質は20.7gあり、これは梅酒をストレートで1杯(120ml)飲むと、お茶碗半分ほどのごはんと同じくらいの糖質を摂取していることになります。

そのため、梅酒を楽しむときは、一緒に食べる主食の量を控えめにするのがポイントです。例えば、ごはんは「小盛り」にして、野菜たっぷりのおかずや、たんぱく質の多い豆腐・鶏むね肉・お刺身などを中心に組み合わせるといいでしょう。

※参考: 食品成分データベース|文部科学省
 

その他のお酒とのカロリー比較

それでは、梅酒とその他のお酒のカロリーや糖質量を比較してみましょう。

お酒の種類 100mlあたりのカロリー 100mlあたりの糖質量
梅酒 155kcal 20.7g
ビール(淡色) 39kcal 3.1g
ワイン(赤) 68kcal 1.5g
ワイン(白) 75kcal 2.0g
缶チューハイ(レモン) 51kcal 2.9g
焼酎 144kcal 0g
純米酒 102kcal 3.6g
ウイスキー 234kcal 0g

※参考: 食品成分データベース|文部科学省

梅酒はビールやワインと比較するとカロリーが高くなっています。ただし、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒と比べると、梅酒のカロリーは極端に高いわけではありません。

また、アルコールのカロリーは「エンプティカロリー」と呼ばれ、体内で優先的に熱として使われやすいため、必ずしも脂肪として蓄積されるわけではないとも言われています。

とはいえ、糖質が高いのは事実なので、飲みすぎればやはり太る原因に。梅酒はロックやストレートで飲むと糖質をそのまま摂ってしまうため、炭酸水やお湯、無糖の紅茶などで割るのがおすすめです。

ダイエット中も太りにくい梅酒の楽しみ方 

「ダイエット中だけど梅酒は飲みたい…」そんな方に向けて、太らないためのポイントをご紹介します。

飲むタイミングや量の調整、割り方や食事の組み合わせを少し工夫するだけで、体にやさしく楽しむことができますよ。

太りにくい飲み方のポイント

●    食前ではなく、食中〜食後に飲む
●    1杯(90〜120ml)を目安にする
●    飲む頻度を決めておく

食前の空腹時に梅酒を飲むと、血糖値が急激に上がりやすくなります。なるべく食事と一緒、あるいは食後に楽しむのがポイントです。

1杯の目安量を守り、週に1〜2回といった頻度管理をすることで、太りにくくなります。

カロリーを抑える梅酒の割り方のポイント

●    炭酸割り(無糖)で爽快感と満腹度アップ
●    お湯割りにすると香りが引き立ち少量でも満足
●    氷を多めにして自然に量をコントロール

梅酒は甘さが強く、そのまま飲むとカロリーや糖分を多く摂ってしまいます。そこで、炭酸水やお湯で割ると、すっきりとした味わいになり、カロリーを抑えながらも満足感を得られるでしょう。

また、氷を多めに入れることで、飲むペースがゆるやかになり、量をセーブしやすくなるのも嬉しいポイントです。

一方で、ジュース(果汁入りや加糖のもの)で割るのは、糖質がさらに増えるため控えめにしてくださいね。
 

組み合わせる食事のポイント  

●    揚げ物やチーズなど脂質の多い料理は避ける
●    枝豆、冷奴、ひじき煮などヘルシーな副菜を選ぶ
●    和の味付けや酸味系の料理がおすすめ

脂っこい食事と一緒に梅酒を飲むと、糖質と脂質のダブル摂取となり、体に脂肪がたまりやすくなってしまいます。そのため、梅酒を飲むときは、なるべく軽めでヘルシーなおかずを意識するのがポイントです。

とくに、梅酒のほどよい酸味には、さっぱりとした和風のおかずがよく合います。冷ややっこやおひたし、ひじき煮など、素材を活かしたシンプルな料理と合わせれば、後味も軽やかで満足感も高まるでしょう。
 

【必見】太りにくい梅酒の選び方

梅酒のなかでも、太りにくさを重視したい方には、梅・糖類・酒類のみで造られた、合成添加物不使用の「本格梅酒」がおすすめです。炭酸水やお湯で割りやすいのもメリットで、好みに合わせて甘さや濃さを調整しながら、無理なくカロリーや糖質を抑えることができます。

さらに、梅に含まれるクエン酸には、疲労回復や胃腸の働きを整える作用のほか、美肌やむくみの改善など、ダイエット中の女性にうれしい効果も。完熟梅を使った梅酒なら、梅本来のパワーをしっかりと引き出してくれる、体にやさしい一杯になるでしょう。

気になるカロリーも、工夫次第で梅酒はもっと楽しめる

梅酒は糖分が多く、「太りやすいお酒」というイメージを持たれがちですが、実は飲み方や食事との組み合わせ、そして梅酒の選び方次第で、カロリーや糖質を抑えつつ美味しく楽しむことができます。

「梅酒が好き。でも体型も気になる…」そんなジレンマを感じている方も、少しの工夫や意識の変化で、お酒との付き合い方を見直すことができるはずです。

甘くて華やか、心がほどけるような梅酒の魅力はそのままに、無理なく健やかに楽しんでみてください。
 

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